日本各地の民話

 日本人は自然界に存在する森羅万象全てを信仰の対象としていきました。 農耕、狩猟民族であったからこそ、大自然に畏怖を持ち神として信仰したのでしょう。

民話は大きく3種類に分けられる。
@ 昔話
 昔話は、年代や場所を具体的に特定せず「むかし、むかし・・」などという語りで始まるものが多い。
 その内容も多種に渡り、生活訓や教訓、面白い話などさまざまである。
A 伝説
 地方や個人をある程度特定して語られる物語、過去の偉人や地域の時代変遷などリアルに語られる。
B 世間話
 過去の出来事を事実として語られ、多くは教訓や生活訓に生かされている。

 日本で語られる民話は、多くがその土地の風土に則していて、生活するための知恵や人としての道徳など物語に込めている。
 団結して助け合わなければ生きていけなかった時代には、重要な役目を果たしたと思われる。
 童話も民話と等しく扱われて、子供に対する道徳の教育に資するところが大きい。



★日本最古の物語★
『かぐや姫』は日本最古の物語とされていて、正確には「竹取翁の物語」・「かぐや姫の物語」である。仮名によって書かれた
 成立年は不明であり、原本は現存しない。写本は室町時代初期の後光厳天皇の筆と伝えられる「竹取物語断簡」が最古といわれ、完本では安土桃山時代の天正20年(1592年)の奥付を有する「武藤本」が最古といわれている。

★ももたろう★
日本人は知っている桃太郎童話。古くから各地で語られていて成立年など不明。
物語の成立については諸説存在している。
有力説の一つとしては、第7代孝霊天皇の第3皇子,彦五十狭芹彦命(ひこいさせりひこのみこと)、稚武彦命(わかたけひこのみこと)兄弟の吉備国平定における活躍と、岡山県(吉備国)の温羅(うら)伝説に由来するものとする説がある。これは、古代の大和政権と吉備国の対立構図を、桃太郎と鬼の争いになぞらえたとするものである。 この説をもとに、桃太郎のモデルとなった人物が彦五十狭芹彦命であるとする見方が広く知られている。